昨今は学力低下が叫ばれている。ゆえに中堅以下の大学入試ではむしろ大学入試用よりも高校入試用の参考書等の方が役に立つ。つまり分類が機能しなくなっているのである。また資格試験に関する本に至っては日本十進分類法(NDC)では「3社会科学」、「4自然科学」、「5工業」、「8語学」などと分類がバラバラになってしまうのである。分類がバラバラになるということは図書館としての蔵書とすることは事実上不可能という意味になる。そこで日本図書館開発は日本自習室十進分類法を開発するに至った。日本自習室十進分類法の略称は「NSRDC」とする。
日本自習室十進分類法は「日本図書館開発 開発報 第八号」(2018年12月発行、第八号)にて広く世に公開することにいたしました。
日本図書館開発は「日本自習室十進分類法」使用に関して使用料金等は一切取らない。ただし、商業利用目的で使用する場合は著作権料を取る事とする。無償範囲の場合に限り使用許諾も必要としない。
0 総記
1 幼稚園受験
2 小学校受験
3 中学受験
4 高校受験
5 大学受験
6 大学院受験
7 資格試験
この分類が最も日本自習室十進分類法で機能を発揮できる分類となる。
8 辞典
9 就職試験
細目表
・東海・北陸・甲信越地方の「東海」地方はと三重県全域を含み、近畿地方に「三重県」を含まない
・図書館司書を常駐できない自習室図書館は著作権法31条に基づくコピーサービスを行うことができない。
自習室図書館は空室が多く経営が苦しいマンションやアパートにも解決策を提示することが出来る。ただし、最低でも2階以上かつ6部屋以上あるアパートまたはマンションでかつ2部屋以上の削減ができる事が条件でかつアパートまたはマンションの居住者から自習室図書館利用料を月額最低5,000円以上徴収できることが自習室図書館設置の最低条件である。主に医学部生、薬学部生など国家試験を控えている学生に向けて勉強の場を提供できる場として大学や専門学校等と提携し、空室の解消を目指したい。
マンションは賃貸マンションだけでなく、分譲マンションにおける会員制自習室図書館を含むものとする。とくにタワーマンションにおいて付加価値を高めることが期待できる。
このように日本図書館開発が開発した日本自習室十進分類法の開発は図書館のみを開発するのではなく不動産の価値を高める開発も行う。
マンションやアパートだけではない。会員制自習室図書館は公営団地にも効力を発揮できるサービスであろう。特に公営団地に入居する商店街はシャッター商店街が目立つ。そういったところに自習室図書館を設置すれば団地全体の資産価値が向上するのではないだろうか。