あなたは「十進分類法」を本や図書館専用のものと勘違いしていないだろうか。今回はその「常識」を打ち破る。今回は学校博物館用の十進分類である。振る物も本ではなく学校博物館に収めるべき標本である。例えば学校通学区にあった珍しい植物の標本の展示の場合「161」となる。その後に「-0001」と打てば標本番号の完成である。別の標本があれば「161-0002」と打てばよい。連番とする。これで学校博物館学芸員は標本番号をどうするかと悩む必要が無くなるのと同時に、全国の学校博物館の標本番号を統一させることができる。規則が難しいダブリンコアなどを使う必要などないのである。日本学校博物館十進分類法の略称は「NSMDC」とする。日本学校博物館十進分類法は「日本図書館開発 開発報 第六号」(2018年2月)にて公開されました。
日本学校博物館十進分類法は小学生にも分かるように極めて簡単に、それでいながら奥深い分類を可能とした分類です。「0 博物館・展示物」「1郷土資料」「2偉人伝」「3学校史」「4生物・地学」「5歴史」「6近現代産業遺産」「7美術」「8民俗学」「9古地図」の類目表と「0 全般(セット)」「1現物」「2レプリカ」「3写真」「4模倣画・写本」「5コピー(紙コピー)」「6動画資料」「7音声資料」「9その他」の要目表を掛け合わせるだけです。
※地理区分について
東海・北陸・甲信越地方の東海地方とは三重県全域を含み、近畿地方に三重県を含めないものとする。
0 博物館・展示物
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1郷土資料
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・「トロフィー・賞状」は自校のものに限り自校史で分類すること。ただし、学校博物館に展示せず一般のガラスケースに展示するものは学校博物館の展示品ではないので絶対に分類しないこと。
2偉人伝
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3 学校史
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・「トロフィー・賞状」は自校以外のものを置くこと(合併で消失した学校を含む)
4 生物・地学
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5 歴史
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6 近現代産業遺産
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7 美術
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8民俗学
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9古地図
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細目表
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万が一どこにも振れる分類が無い場合は「07 その他展示物」にお振りください。万が一特定分野の分類が多数ある場合は第2版にて改訂を検討します。