日本コンピューター書籍分類法誕生

 

日本十進分類法ではコンピューターに関する本の分類が007(情報科学)、336.5(事務管理)、418(数理統計)、547(インターネット等の通信)、548(情報工学)と全くバラバラになる。さらに各情報教育に関する分類は教育に関する分類にそれぞれ振らないとならない。そこで日本図書館開発は日本コンピューター書籍分類法及びコンピューター書籍分類法シールを開発した。日本コンピューター書籍分類法は「日本図書館開発 開発報 第四号」(2017年7月発行)にて広く世に公開することにいたしました。

 

日本コンピューター書籍分類法の概要

 

一般用と上級者用に大別されるのが日本コンピューター書籍分類法の特徴である。この一般と上級者の区別は一般ユーザーとIT技術者用(=上級者用)とした。しかしどこまでが一般ユーザーでどこからが上級者用なのかの線引きもあいまいである。そこで日本図書館開発は「サーバー・プログラムに関する本は児童用でない限り原則上級者用に区分する」というルールを置く事とした。したがって例えばオフィスソフト上で使うVBAは「パーソナル」コンピューター向けの本であっても上級者用に区分される。例外は児童用の本であって、基本小学生以下向けに書かれた本については一般・上級者用の区別はせずに「児童用」とする。コンピューター関連書籍でかつ学校教育に関わる本はすべて「C-E」とする。

 

たったこれだけでNDCのバラバラ分類問題も一挙解決です。

 

※日本コンピューター書籍分類法の項目表はたったの4つの分類のみです。

 

日本コンピューター書籍分類法 (解説付表)

日本コンピュータ書籍分類法準拠シールも開発

図書館司書がいちいち分類記号を書くのは面倒ですよね。そこで日本図書館開発は既に日本コンピュータ書籍分類法準拠シールを開発しました。

写真は試作品のものです。

使用料金について

 日本図書館開発は「日本コンピュータ書籍分類法」使用に関して使用料金等は一切取らない。ただし、商業利用目的で使用する場合は著作権料を取る事とする。無償範囲の場合に限り使用許諾も必要としない。